■治具設計の抜本転換

― 板金化と調達手法の見直しによる工程最適化 ―

■ 概要

空調機器用四方弁配管組立において、
加工方法・治具設計・調達手段を見直すことで、

  • 外注コスト:約1/5に低減(切削治具比)
  • 製作リードタイム:約1/3に短縮

を実現し、短期間での量産立ち上げを成立させました。

■ 背景・課題

従来、ろう付け治具は切削部品の組み合わせで設計していました。

しかし新規案件において、

  • 3機種同時立ち上げ
  • 工程数120以上
  • 量産試作まで約1.5か月

という条件の中で、

👉 従来の切削治具では量試に間に合わない状況

となっていました。

■ 取り組み内容

■ 加工方法と調達手段の見直し

従来の切削主体から、板金主体の構成へ転換し、
ミスミmeviy を活用した

  • 3Dデータによる即時見積・発注
  • 図面作成工程の削減

を導入しました。

■ 設計思想の転換

切削前提の設計から脱却し、

  • 板金の切り出し・曲げ自由度を活用
  • 複数機能を1部品に統合する構成

へ変更しました。

これにより、

👉 部品点数削減と構造の簡素化を実現しています。

■ 設計と調達の整合

板金化に伴い、設計と製造条件の間で課題が発生したため、

  • 設計条件と調達条件の整合
  • 量産を前提とした構成の最適化

を進め、実用レベルまで調整しました。

■ 成果

これらの取り組みにより、

  • 約120工程分の治具を量試までに準備
  • 問題点の事前洗い出し
  • 量産立ち上げ時の混乱を大幅低減

を実現しました。

また、同様の手法を

  • 国内複数案件
  • 海外工場立ち上げ支援

にも展開しています。

■ 評価

本取り組みは、治具設計と調達手法を組み合わせた新しい活用事例として評価され、
ミスミmeviy板金加工 Most Valuable Customer(2020年)を受賞しました。

■ 本事例のポイント

本事例は、単なる加工方法の変更ではなく、

  • 加工方法
  • 治具設計
  • 調達手段

を一体で見直すことで、

👉 量産として成立する状態を構築した点に特徴があります。

■ ご相談について

本事例のように、工程・設計・調達を一体で見直すことで、
制約条件のある量産立ち上げにも対応可能です。

同様の課題がある場合は、ご相談ください。
図面が固まっていない段階からでも対応可能です。

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